韓国北東部で鉄道が着工
ソウルと春川を結ぶ鉄道が束草まで伸びる!
韓国では交通インフラの整備が進められており、現在ソウルと春川を結んでいる東西高速化鉄道が、93.7キロ伸ばして束草まで伸びることが決まりました。
すでに着工記念式典が開催されており、韓国の大統領をはじめ関係閣僚や地元の人たちが出席して話題となりました。
現在、ソウルから束草まで足を運ぶ場合、鉄道1本ではいけません。
ソウルから春川までは鉄道が伸びているものの、そこから先はバスを利用するという選択肢しかありません。
そのため、ソウルから束草までの移動には3時間以上を要します。
しかし東西高速化鉄道が開通すればソウルから束草までは鉄道で結ばれるため、移動の際の所要時間が大幅に減少されます。
現在の見通しでは所要時間は1時間40分程度と想定されており、現在より1時間以上早く目的地へ行けることになるわけです。
東西高速化鉄道は2027年に開通予定
既に作業がスタートしている東西高速化鉄道の拡張工事は、2027年まで行われる予定です。
開通の予定は2027年と計画されており、束草の住民はもとより、周辺地域の人にとっても東西高速化鉄道が伸びてソウルまで素早く移動できることは大きなメリットとなるのではないでしょうか。
東西高速化鉄道が束草まで伸びることは、韓国の経済発展にも大きく貢献すると期待されています。
鉄道が伸びれば、人々はソウルや春川などほかの都市までの移動が容易となります。
経済が発展するでしょうし、人が流入することも期待されます。
束草は海が違い街なので、貿易刑のビジネスが発展することも考えられるでしょう。
そう考えると、東西高速化鉄道の拡張は束草という韓国の1都市が大きく成長するきっかけとなるのかもしれません。
知っておきたい韓国の鉄道事情
ソウルやプサンなどの都市部では地下鉄が充実しており、自動車を使わなくても移動に便利な交通インフラが整備されています。
地下鉄は都市部で生活したり働く人の重要な移動手段となっており、多くの国と同様に電子マネーを使って簡単に利用できるような利便性も完備されています。
そうした都市を結ぶのが鉄道ですが、これは高速鉄道という位置づけとなります。
日本でいう新幹線のような役割を果たしており、東西高速化鉄道もこの高速鉄道に分類されます。
高速鉄道には、日本のような一般席とグリーン席とがあります。
日本の新幹線と大きく異なる点は、一般席よりもグリーン席の人気が圧倒的に高く、グリーン席があっという間に完売されてしまうという点です。
安い一般席で移動したいという人よりも、できるだけ快適さを重視して移動したいと考える韓国人が多いということなのでしょうか。